『魔法のコンパス』と『新・魔法のコンパス』を読み比べてみた感想
今日はキングコングの西野亮廣さんが書いた『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』と『新・魔法のコンパス』を読んでみたので、その感想を「謎解き公演」と無理やり絡ませつつ書いていこうと思います。
本に関しては『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』を読んでおけば、『新・魔法のコンパス』までは別に読まなくてもいいかなっていうのが個人的な意見です(笑)
本の紹介
作者の「西野亮廣」さんについては紹介しなくてもいいですよね!?最近は、芸人としての活動だけでなくて、絵本作家とか面白うそうな事に色々と挑戦している方です。昔はよく炎上したりもしてました(笑)今も?
このブログを読んだ方の中にも、アンチ西野だった方がいるかもしれません!(笑)
『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』は2016年に出版で、『新・魔法のコンパス』は、2019年に出版されていて、3年分の情報の差はありますが、冒頭でも言った通り『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』を読んでおけば良いかなと思います。ジャンルとしてはビジネス書です。
個人的な話ですが、『新世界』という本をサイン目当てで買ったのが、西野さん信者になったきっかけで、『新世界』の「貯信時代」の話はまさに目から鱗でした。気になる方はぜひ読んでみてください!
読んでいく中でたくさんの気づきがあったのですが、その中でも特に気になった話を「謎解き公演」を絡ませられる部分は絡ませながら話していきたいと思います!
セカンドクリエイター時代
この話は、「なるほどな!」と思った話の一つです!よく聞いてくださいね!特にこの話は「謎解き公演」を作っている方とか、これから作ろうかなって思っている方に聞いてほしいです。
「セカンドクリエイター」って言葉自体は、西野さんが勝手に呼んじゃっているって書いてあったので、造語だと思いますが、「本業にするほどではないけれど、なんとなく作り手側も味わってみたい」という人たちのことです。ラジオでいうところの「ハガキ職人」的な人たちのことです。
そして、今この「セカンドクリエイター」が人口爆発を起こしているようです。謎解き界隈でも「謎制作者」さんが増えていたり、「謎を作ってみたいなと思っている人」が増えたりしていますよね!
そうなってくると、純粋な受けてに向けて発信されるコンテンツよりも、「セカンドクリエイター」向けのコンテンツの方が力を持ってくるわけです。
つまり「セカンドクリエイター」が参加できる余白を残しておくことが大切です!
本の中では、例えばLEGOブロックや紙粘土であったりと書いてありました。
「謎解き界隈」で言えばどうでしょうか。
東京ミステリーサーカスで行われた「さわれる謎展」なんかでは来場者が謎を作れる展示とかもありましたよね!あとは、「脱出ゲームメーカー」とか、ツイッター上で「立川茜」さんが企画している「放課後謎制作部」なんかは良い感じに「セカンドクリエイター心」を刺激しているのでは!?と個人的に思っています。
#放課後謎制作部
— 立川茜(たっち) (@fantasistaKKP) July 7, 2019
・ツイッターDMでゆるく謎を作る練習をする部活です(特に初心者歓迎)
・どれくらい入部するかわからないのでひとまず謎を解きたい、見たいというだけの方はご遠慮ください
・入部希望はDMでもリプでも
・このDMでは私は顧問ということにするので「先生」と呼んでください←
集客のこと
集客についても『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』では触れていて、この話もこれから「謎解き公演」をやってみたいと考えている方に聞いてほしいのですが、集客についてはどうやら
・お客さんは「時間を持て余すこと」を極端に嫌う。
・一つのコンテンツでお客さんを呼ぶのではなく、複数のコンテンツが堪能できる「一日」をコーディネートしてあげよう。
とのことです。
極端な話ですが、東京ミステリーサーカスが周囲に遊べたり、飲食できる場所が全く無い場所に建っていたら、どうなったかっていう話です!謎さえあればどこにでも行くコアなファンくらいしか行かなそうじゃないですか?実際のところどうなるかは分かりませんが!(笑)
そして、集客が怪しい時は、謎解き公演+αを何か準備できると良いかもしれないですね!
例えば、参加者と制作者の交流会であったり、制作秘話を話したりバックヤードを公開したり、一緒に謎を制作する企画も用意したり!などなど!集客のポイントはこういうところにあるんだなと!
ヨットのように生きる
これは、謎解きとは絡ませられませんが、
ヨットは追い風(プラスな事)でも向かい風(マイナスな事)でも進むよっていうことで、向かい風が吹いていてもヨットの帆の向きを変えて前に進んじゃおうぜ!
って話です。
一番危険なのは「無風状態」とも書いてあります。
ネタバレと確認作業
はい。ネタバレです。謎解き界隈ではもっともタブーとされているネタバレですが、そういう考え方もあるんだなっていう事で聞いてください。そして、自分はこういう考え方もありだなと思ったりしています。みなさんはどうでしょうか?
以下、説明です。
本の中では
人は時間やお金を割いて、その場に足を運ぶ動機は、いつだって「確認作業」で、つまりネタバレしているモノにしか反応できない。
確かにネタバレには感動を削ぐ要素が含まれているけれど、どうやらやっかいなことに、ネタバレしているものにしか人は反応しない。
と書かれています。
例えば旅行なんかのことで、ネットやテレビ、雑誌などでさんざん調べた場所に行くっていうことです。
要は、ダイナミックに情報を公開して分母を増やせば「行かない」人が増えると同時に「行く」という人が増える。「行く」人が増えれば良いという話です。
ただ、全部ネタバレするって訳では無くて、実際に足を運んでくれた人のためのお楽しみ部分もしっかりと残しているようです!
これは「謎解き公演」でいうとなかなか難しい話ですよね!
実際、僕は謎解き公演に携わったことがないので、全然分かりませんが、謎解き公演に足を運んでくれている人口って増えているんでしょうか。謎解き好きのリピーターで回しているようだったら、それはちょっと違うかなと個人的には思っているので、今のやり方であんまり新規層が開拓できていないなら、ラストの謎以外のネタバレ解禁とか今までのタブー的なことを解禁してみるのも面白いかもしれないですね!
っていうか、個人的にネタバレが解禁されたりした時にどういう反応が起きるのか見てみたいです(笑)
リアル脱出ゲームで言えば、3000~3500円という価格設定は、個人的には安くはないと思っているので、その値段に見合うイベントなのか悩んでいる人の判断材料を増やしてあげることは大切だと思います。(何様だよっ!)
まとめ
・「セカンドクリエイター」に刺さる作品が求められている
・「集客」のために、「一日をコーディネート」する
・「確認作業」のために人は足を運ぶ
今日の内容は以上になります!なかなか気づきが多い読書になったので、楽しかったです。
結構、本のコピペ的な内容になってしまいましたが、そこは許してください!皆さんはこの考え方どう思いますか?
良ければツイッターやコメントで感想やご意見くれると嬉しいです。このブログは基本的に無風状態なので!(笑)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!