【本当は写真だよね?】『スーパーリアルワールド展』の感想
先日、浜松市美術館で行われている
『─奇跡の写実絵画─ スーパーリアルワールド展』
に行ってきました!
本記事はその感想・レポート記事になっています。また、掲載している作品についてはSNSへの投稿OKの作品のみです。本展示は原則写真撮影禁止ですのでご注意ください。
この記事を読んでいる方の中に「リアルって言っても、絵って分かるようなレベルのリアルでしょ?」と、思っている方もいるかもしれませんが
作品に近づいて凝視しないと写真にしか見えない作品ばかりでした!
と言っても、美術の成績で「2」を取ってしまう美術音痴の人間の感想なので、専門性は皆無の記事になっています。そこは許してください。それでは感想をどうぞ!
概要
開催概要
今、日本のアート界で写実絵画への関心が再燃しています。キャンバスに広がる現実のように精巧な世界。それは、作家が創りだした個性豊かなリアルワールドです。
デジタル技術の普及により気軽に「リアル」を体感できる時代であるからこそ、私たちは人間の描き出すリアルな描写とそれを生み出す技巧に強く心惹かれるのではないでしょうか。
本展では、画壇と産業界それぞれの分野で活躍する浜松出身の作家、石黒賢一郎と斎藤雅緒の写実表現約180点を紹介し、その多様性に迫ります。
石黒賢一郎(1967〜)は、国内外で活躍を続ける細密表現を用いた空想現実を描く画家です。自分の命に組み込まれているという「アニメの世界」が表現に融合された非現実的な世界観の作品たちは、独特な魅力を発し、高い評価を得ています。
斎藤雅緒(1947〜)は、高度成長期にエアーブラシ等を用いた作品で産業界を支えたイラストレーターです。人々の購買意欲に働きかける作品は、リアルでありながら洗練された美しさや正確さを兼ね備えています。
異なるアプローチからの追及は、私たちに写実表現の奥深さと可能性を提示することでしょう。多彩な魅力にあふれた驚異の作品が織りなす『スーパーリアルワールド』を、是非お楽しみください。
会場 浜松市美術館
会期 2019年9月28日(土)~12月15日(日)
休館日 会期中の毎週月曜日
・10月14日(月)、11月4日(月)は開館
・10月15日(火)、11月5日(火)は休館
開館時間 午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
※9月28日(土)のみ、午前10時から開館
チケット料金 当日 前売り・団体※
一般 1,200円 960円
大学・高校・専門学校生 800円 640円
中学生・小学生 600円 480円
感想
美術のセンスが無くても、リアルな絵の数々に驚きの連続!
石黒賢一郎さん
『スーパーリアルワールド展』なので当たり前ですが、すごっくリアルでした。
この作品を見てください!石黒賢一郎さんの作品です。
髪の毛先
目に反射する光
肌の質感
シャツの陰影
メガネのフレーム
などなど本当に細かく描かれてるんですよ。毛穴とか産毛まで!
スマホで撮影しちゃうと少し絵っぽくなってしまいますが、肉眼で見ると、写真にしか見えないんですよね。だから皆さん、この言葉が真実か嘘か確認するためにも浜松市美術館に足を運んでその目で確かめてみてください(笑)
こちらも石黒賢一郎さんの作品です。
完全に風景写真!建物や草や崖の細部までしっかりと書き込まれています。
コンピュータではなくて、人間が絵としてここまでリアルに再現できちゃうのは本当にすごいです!・・・どうやって書いているんだろう?
そして、作品を完成させるまでにどれくらいの月日を費やしているのかと考えても素人には全く検討がつきません・・・!
何度も言いますが、どの作品も写真にしか見えなかったです。
基本的に「これ写真だよね?」とずっと呟いていました。
石黒賢一郎さんはツイッターもやっているので気になる方は是非チェックしてみてください!
斎藤雅緒さん
続いては、斎藤雅緒さんの作品です!
斎藤雅緒さんの作品は伊藤園の自販機やペットボトルにも採用されています。
対象をありのままの姿で描くのではなく、商業用ということもあって、その対象の魅力がひと目で分かるようなリアルな作品となっています。
果物のみずみずしさ
生物の生命力
機械の力強さやかっこよさ
などを感じることができる作品がたくさんありました。
展示されている作品の中には見覚えのある作品もいくつかあったので、普段あまり気に留めていないところにも斎藤雅緒さんの絵が使われていることにとても驚きました。
ここで問題
それでは、ここまでいくつかの作品を見てきた皆さんに問題です!
この画像は、絵でしょうか?写真でしょうか?
暇な方は考えてみてください!
まとめ
リアルな絵の数々、これは本当に絵なのか。
ぜひ、その目で確かめてみてください!
以上、『スーパーリアルワールド展』の感想でした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
文:はなまる@謎は解けない (@tomitakeru) | Twitter