とある謎解き好きの超雑記ブログ

謎解きやリアル脱出ゲームの感想記事をいっぱい書きたい!

『ガリガリ君』が国民的アイスになった理由

f:id:tomitakeru:20190903123911j:plain

※この記事はガリガリ君の秘密』を読んで分かった事・考えた事についての記事になっています。

赤城乳業と「ガリガリ君」について

 日本人のほとんどが一度は食べたことがあるであろうガリガリ君

 

 価格は一般的なアイスよりも安く、コンビニやスーパーのアイス売り場に必ず置いてあると言って良い、国民的アイスです。僕も夏には良く食べてます(笑)

 

 この記事では、ガリガリ君の秘密』を読んで分かったこと、考えたことについて書いていきたいと思います

 

この記事のPOINT!
・「あそび心」がヒット商品を生み出した

・「ガリガリ君」って面白い

・何でも自由に言える環境を作り、会社の競争力を高める

 

ガリガリ君が好きな方

・雑談のネタが欲しい方

・組織運営が上手くいっていない方

にオススメの内容です!

赤城乳業について

f:id:tomitakeru:20190903123916j:plain

 はじめにガリガリ君を製造している赤城乳業について書いていきたいと思います。

 

 赤城乳業の誕生は1961年。本社は埼玉県深谷市

 コーポレート・スローガンは「あそびましょ。」

 

 社名の「赤城」は「裾野の広さ」にあやかり赤城山に由来しています。

 「乳業」は、アイスクリーム以外の乳製品を扱っている訳ではありませんが、「〇〇乳業」というライバル企業に早く近づきたいという思いから命名されました。

 

 そして、赤城乳業誕生から20年が経った、1981年。遂にガリガリ君が発売されます。

 

ja.wikipedia.org

ガリガリ君」の歴史

f:id:tomitakeru:20190903144718j:plain

 ガリガリ君の商品名に関しては、食べる時にガリガリという音がするという理由で「ガリガリ」という商品名が決まりかけていましたが、「ガリガリ」というだけではつまらない、ということで「君」をつけてガリガリ君という商品名になりました。

  発売当時のガリガリ君のキャラクターは昭和30年代のガキ大将をイメージしてデザインされていましたが、2000年になってから、抜本的なリニューアルを行い、キャラクター設定が小学生に、イラストがアニメ風に変更され、今のガリガリ君となりました。

 

 そして、ガリガリ君」の大ヒットを支えているのが、コーポレート・スローガン「あそびましょ。」、つまり「あそび心」です。

 たとえば、

①当たりが付いていることによる、期待感やゲーム感覚

②ひとつの味で3つのパッケージが用意されている、商品を選ぶ楽しさ

③コーンポタージュ味発売などの話題作り

④サッカーやラグビー日本代表などとのコラボ企画

など、「あそび心」溢れる様々な要素がガリガリ君の大ヒットを支えています。

 

 今ではなんと・・・!

 

 年間販売数4億本!!

 

 と、驚異的な本数を売り上げています。

f:id:tomitakeru:20190903123907j:plain

 

ja.wikipedia.org

ガリガリ君」の躍進を支える「言える化」

 「ガリガリ君」の躍進を支え続けている赤城乳業の現場では一体どのような取り組みが行われているのでしょうか?

 

 それが、「言える化」です。

 社員がどんな事でも「言える」仕組みを作ることによって、社員の能力を最大限に活かし、赤城乳業の競争力を高めているのです。

 

 そして、「言える化」を推し進めるための工夫として、赤城乳業では「場」と「仕組み」の整備を進めています。

「言える化」を実践する「場」

  「場」については、一般的な組織の場合、横の繋がりが弱くなってしまい、全体最適の視点が弱くなってしまうという弊害を克服するために、部門という枠を超えた委員会やプロジェクトを設営し、広い視野で議論できる「場」を作っています。

「言える化」を加速する「仕組み」

 「仕組み」については、大きく4つ存在しています。

①失敗にめげない評価の仕組み

②部下が上司を評価する仕組み

③「学習する組織」へ脱皮する仕組み

帰属意識を高める仕組み

です。

 

 この記事では一つ一つ掘り下げて見てはいきません。

 少しですが、個人的にブラック企業感を感じてしまう部分もありました(笑)

 本の中では、良い事のように書いていましたが、実際の現場の方たちはどう思っているのか気になります!その部分について気になる方は本書を読んでみてください。

まとめ

f:id:tomitakeru:20190903123921j:plain

 

 社会人であれば「報連相」なんて言葉をよく聞くと思います。

 

 簡単に出来ると思えるこの「報連相」ですが、意外と会社内・部署内で出来ていないことってよくありますよね。例えば、声を掛けにくい上司であったり、単純に連絡忘れがあったりと。

 

 組織としては、確実に情報共有を行えていた方が、仕事が円滑に回るし、新しいアイデアも出てくるという事は明らかです。

 

 そして、赤城乳業では「言える化」として社員間でしっかりとコミュニケーションを取れるような「場」や「仕組み」を作り、会社の競争力を高めています。

 

 この本を読んで、社員一人ひとりが意識する事は当然として、それだけではなく

 

 会社側も組織として社員間で「コミュニケーション」がしやすくなる制度作りを行うべきだと感じました。

 

 ちゃんと「報連相」できていない社員に対して、注意や怒るだけで、(「報連相」という部分に関わらず)問題解決を社員に投げっぱなしで、問題解決に取り組まない組織や会社は今後、苦戦するかと!(個人的な意見です) 

 

 以上、『ガリガリ君』が国民的アイスになった理由、という話題でした。
 ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

オススメの関連記事

新しい世界を生きていくために必要な知恵と勇気を教えてくれる!

『魔法のコンパス』と『新・魔法のコンパス』を読み比べてみた感想 - とある謎解き好きの超雑記ブログ

 

流行っている物・事には共通点がある!!

【本の感想】「それ、なんで流行ってるの?隠れたニーズを見つけるインサイト思考」を読んだ感想 - とある謎解き好きの超雑記ブログ