オリエント急行からの脱出【リバイバル公演】に参加してきた
会社から長期休暇を貰い、高級リゾート地で羽を休めるはずの楽しい旅行。移動手段に選んだのは、都心と高級リゾート地を結ぶ豪華列車「オリエント急行」。車窓から見える景色はまさに絶景。新緑が映える山々、その麓には懐かしさを感じる田風景が広がっている。列車の心地よい揺れを感じながら、絶景を肴に昼間から酒を飲む。なんて最高の休暇なんだ！しかし、そう思えていたのも束の間。
車内に下品な笑い声が響き渡る。
「なーはっはっはっ！！」
声につられて振り返るとそこにいたのは、今話題の名探偵「毛利小五郎」とその家族？友人？達だった。「毛利探偵」は、うつむいた状態で淡々と推理をする様子から「眠りの小五郎」なんて呼ばて全国的にも有名だ。「毛利探偵」のような有名人なら豪華列車に乗っているのも当然か、とぼんやり考えていたところに一つの噂を思い出した。
彼がいる場所ではよく事件が起きるため、「疫病神」「死神」「呪われた探偵」と呼ばれる事もあるという。
今日も何かが起こるのでは？と、一抹の不安が過ったが、私は旅行を楽しむために、首を横に振り、「毛利探偵」を見つける前同様に車窓からの景色を楽しもうとした。
──────その時だった。
何者かによって突然列車がジャックされてしまったのだ！！これは、何かのドッキリか？夢か？それとも「毛利探偵」の・・・？
この出来事が夢か現実かも分からないまま、今の状況を頭の中で整理していく。今の状況はこうだ。
①列車には爆弾が仕掛けられている
②終着駅に到着する前に爆弾を解除しなければいけない
③到着までは残り６０分
思ったよりも冷静に状況を整理できている自分に驚きながらも、どうすれば良いのか思案していると、「毛利探偵」と一緒に居た、大きな眼鏡が印象的な小学校低学年くらいの少年が私に声を掛けてきた。
「ねえ、おじさん。爆弾解除に協力してくれない？」
爆弾解除に協力？？私が？？名探偵でも警察でもない私が？？
鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしながら少年を見つめるだけしかできなかった私に少年はこう続けて、他の車両へと駆け去っていった。
「じゃあ、僕は爆弾を探すから、おじさんは謎を解いてね！」と。
「ああ！おじさんが必ず謎を解き明かすからな！」
走り去っていく少年の後ろ姿に、この少年ならきっとやってくれる！と、希望を抱きながら無意識に口を衝いていた。こうして私はこの乗客・乗員の命のためにも謎を全身全霊をかけて解き明かすことになった。
──────一時間後
「もぅマジ無理。適当にそれっぽいこと最終解答欄に書こ」
ごめんよ、少年。おじさん無理だったよ。
そう思った瞬間、今までに聞いたことのない轟音がオリエント急行中に響き渡った。
その後この事件がどうなったかは、また別のお話。
天国での後日談
名探偵コナンとリアル脱出ゲームのコラボ第２段！
コナンは他のコラボ作品と比べて難しいっていうけど、今回もなかなか難しかった。小謎も結構考えるし、中謎が一番鬼畜だったかなという印象！大謎はあと一歩のところまでは行ったんだけど、あと一歩が思いつかなかった！！冷静に考えればそこしかないのになんで気づかなかったんだろう！悔しい！！
この悔しさは、また他のリアル脱出ゲームで晴らしたいと思います！
反省点としては、しっかりと情報を把握して、他の情報や謎としっかり結びつけることかなと思います！（いつも言ってる）
普通の体験しました！って記事はいくらでも出てくるので、小説風にしてみました！（笑）良かったら感想を教えてくれると嬉しいです！
ではでは！
